新幹線は、静けさの中を走る、未来へのレール。

日本が誇る“奇跡の移動空間”・新幹線の魅力を再発見。

ゴールデンウィークといえば、全国の観光地が賑わいを見せる春の終わりの風物詩。今年は大阪・関西万博の影響もあり、例年以上の人出が見込まれています。そんな“民族大移動”を支える立役者こそが、新幹線です。ただの交通手段としてだけでなく、その乗車体験自体が旅の思い出として深く刻まれる存在として、その人気を誇っています。

高度経済成長の波が押し寄せた1950年代後半のこと。当時、東京から大阪までの鉄道での移動には、平均時速95kmの特急で約7時間もかかりました。列車スピードを倍にして、時間を半分に短縮するという夢のような構想が1957年に発表されます。最高時速200km超、東京―大阪間を約3時間で結ぶ超特急計画は、当時世界には存在しなかった高速鉄道という概念そのものの誕生でした。1964年の東京オリンピック開催に合わせた東海道新幹線の開業計画です。完成までわずか7年という厳しいスケジュールの中、戦闘機をヒントに流線型の車体を採用したのを始め、さまざまな専門家がその知識を結集した集大成が新幹線です。

そこに込められているのは、スピードだけでなく、快適性や安全性へのこだわり。還暦を迎えた現在も、新幹線は進化の途上です。しかもこの60年間、運行中の列車による死亡事故は一件も起きていないという驚異の安全神話を誇ります。東海道新幹線の運行実績をもとに、1975年の山陽新幹線、1982年の東北・上越新幹線、2011年には九州新幹線、そして2024年には北陸新幹線へと拡大。2035年以降にはリニア中央新幹線の開通を予定。その思想は次の世代へと確実に受け継がれています。

新幹線といえば“速い”というのが代名詞です。しかし、その本質は正確、静か、清潔、そして安全をも兼ね備えた総合的な評価にあります。たとえば2023年度の平均遅延時間は、わずかに1分ちょっと。海外メディアから“世界一正確な公共交通機関”と称されるのも当然のことです。ある海外セレブは“座席が快適で、ついウトウトと。静かなので、出発はまだなのかと思ったら、すでに1時間以上走っていた”と、驚きとともに語ります。別のセレブは“新幹線は瞑想空間のようだった”と表現し、SNS上でもその静寂と快適さは話題となっています。

開業10年を超えた1975年に公開された映画「新幹線大爆破」は国内外で大ヒット。そして2025年4月には、東北新幹線「はやぶさ」に舞台を移した同作のリブート版がNetflixで配信されるなど、新幹線は物語の舞台としても人々の心をつかんでいるようです。

もはや日本人にとっては当たり前の存在となった新幹線。しかしその“当たり前”は、世界から見れば奇跡ともいえる高水準なのです。移動そのものが旅の一部となるこの乗り物に、今こそ目を向けてみるのも面白いかもしれません。新幹線という日本の誇りがより一層進化を遂げていることを目の当たりにするはずです。

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大阪・関西万博で味わう、本場のグルメも話題です。

未来とともに、大阪で体験する今だけの“食のエンタメ”。

未来を体感できる大阪・関西万博ですが、もうひとつの主役は“グルメ”かもしれません。関西の美味を凝縮した料理が待っています。場内に設置されたフードコートやレストラン、カフェテリア、外国料理スポットなど、豊富なメニューを堪能できます。万博開催前の情報解禁直後から、高い価格設定だけが一人歩きして一部に批判的な意見もありました。しかし開催後は、そんな下馬評も一転して、“これは記念に食べた方がいい”との声が聞こえて来ます。

たとえば、1杯3850円の“究極のえきそば”は、ホタテやハマグリの貝エキスをふんだんに使用した和風そば出汁と中華麺がベース。トッピングされた神戸牛肩ロースは旨味が凝縮され温泉卵の黄身を崩すと、すき焼き風のテイストに大変身。これはもう、駅で食べる立ち食いそばではなく、特別な渾身の一杯といえます。大阪王将の3個2300円の“和牛すき焼き餃子”も松坂牛のスライス肉を入れた餃子の上に松坂牛の焼きしゃぶがトッピングされた絶品の万博仕様となっています。くら寿司では定番メニューに加えて、参加する約70の国・地域を代表するサイドメニューも用意され、美味しい世界旅行を味わうことができます。スイスやドイツ、イタリアなど海外パビリオンの中にレストランが併設されているところも多く、本場の味を楽しむことも可能です。会場内に点在するフードスペースの満喫も万博の醍醐味といえそうです。

場内にはコンビニもあり、また出店している飲食店のいつもの定番メニューもありますが、観光地価格なので、少しだけお高めです。ここは、せっかく大阪に来たのだから、本場の関西グルメも楽しみたいところです。関西といえば、やっぱり粉もん文化の聖地。たこ焼きは外はカリッ、中はトロッ、生地にはしっかりダシの味。お店ごとにソースやネギのバランスも違って、食べくらべをしてみるのも一興です。お好み焼きも、生地をこねる際に空気を混ぜ込んで、ふわっと軽く仕上げるのが関西流。キャベツの甘みと生地の一体感、そこに絡むマヨとソース、仕上がったお好み焼きの上で踊る鰹節も見事です。

そして忘れてはならないのがうどん文化。関東の濃いめの醤油ベースとは異なり、関西は昆布といりこが利いた透き通った出汁が決め手です。あっさりしつつも、旨みがしっかり。きつねうどんやカレーうどん、肉うどんも、それぞれの店のこだわりが感じられる味わいです。さらに、関西らしさとして人気なのが串カツ。衣はサクッと軽く、食材も牛肉、レンコン、紅しょうがなど多種多様。注文した串が目の前で揚がり、“二度漬け禁止!”のソースにジュッとくぐらせて頬張る臨場感がクセになります。これらは本場関西で味わいたい“食”の代表です。

大阪・関西万博の開催に伴って、ディープな大阪の佇まいも変わりました。街全体が整備され、新世界やジャンジャン横丁とのアクセスも良好に。地元の飲み屋や立ち飲み、激安グルメに加えて、初めての人でも入りやすい店舗が増えています。今なら、昔ながらの大阪の空気感と、ちょっとおしゃれな新しさの両方が楽しめること間違いなしです。未来を体感しに来る万博。それと一緒に、関西グルメで心もお腹も満たして、大阪の“今”もたっぷり味わってみてください。

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大阪・関西万博がスタート。夢洲から始まる“いのち輝く”体験を。

未来に触れて感じる。体感型パビリオンに心躍る瞬間です。

2025年4月13日、
ついに大阪・関西万博が
幕を開けました。

半年間、開催されるこの国際博覧会は
「いのち輝く未来社会のデザイン」が
テーマです。

やがて来る未来像を凝縮した、
世界中の最先端技術と
多様な文化が集まる
ワールドワイドな
イベントといえます。

比較されがちなのが、
55年前、1970年に
北摂エリアで開催された
大阪万博です。

当時は娯楽の選択肢が少なく、
国全体が熱狂した
一大エンターテインメントでした。

外国人を見ること自体が
珍しかった時代、
観光客に
子どもたちが
サインを求めて群がる姿も
見られたといいます。

また、今では関西の常識である
エスカレーターの右立ち習慣も、
この1970年の万博がきっかけ。

欧米のルールにならって、
関東とは異なる文化が
根づいたといわれています。

万博会場に入ると
まず目に飛び込んでくるのが、
巨大な“大屋根リング”。

世界最大の木造建築物であり、
万博会場の象徴です。

伝統建築である
清水寺の舞台のような
“懸造り(かけづくり)”手法を
採用し、
横木“貫(ぬき)”を
巧みに組み上げて形成されています。

現代の技術と伝統が
見事に融合した構造で、
リング上部は
高さ約20mの空中回廊として整備され、
全長約2kmを散策できます。

目の前に広がるのは
青く澄んだ空と大阪湾の輝き。

夕暮れ時には
オレンジ色に染まる
幻想的な雰囲気を演出します。

17時以降は
入場料が半額になることから、
日没から閉場の21時までを楽しむ
“ナイト万博”も
人気を集めています。

前評判が高く注目されているのが、
パソナグループのブースで
展示されている
“iPSミニ心臓”。

拍動するミニ心臓の展示には、
未来医療の可能性を
感じずにはいられません。

ナビゲーターには
鉄腕アトムとブラックジャックが
起用されており、
誰もが知るキャラクターによる案内で
親しみと未来感を
同時に体験できます。

日本館では、
南極で発見された世界最大級の
火星の隕石が展示され、
宇宙の神秘に触れられる
貴重な体験ができます。

さらに、実物大ガンダムは
会場内の“映えスポット”として
人気沸騰中。

空飛ぶクルマの試験飛行や、
VR・AR技術を駆使した
多彩な体験型展示も豊富。

まさに
“未来に触れて、感じる”万博と
いえるでしょう。

また、完全キャッシュレス化の導入も
現代を超えた未来社会のひとつの形。

まるでSFの世界に迷い込んだような
感覚を味わえるかもしれません。

万博を快適に楽しむための
準備としては、
ガイドブックを一冊持参すると
より便利です。

スマホを活用した決済や
AR・VR体験などで
バッテリーの消耗が激しいため、
モバイルバッテリーも忘れずに。

さらに水筒を持参して、
会場内に設置された無料の給水機で
水を補充し、
水分補給をしっかり行いましょう。

大阪・関西万博は、
まだ始まったばかり。

開催期間中も日々アップデートされ、
進化し続けるこのイベントを、
ぜひあなた自身の目で、耳で、肌で
体感してください。

未来への一歩を、
夢洲から踏み出してみませんか?

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“春告魚”メバルが釣れ始めました。味と香りで感じる季節の便り。

江戸の俳句にも登場する“春告魚”メバルの魅力。

春の訪れとともにメバルの季節がやってきました。メバルは“春告魚”と呼ばれますが、これはニシンやサヨリ、カタクチイワシなどにも用いられ、俳句など文学的な場面で春を象徴する言葉としてよく使われる言葉です。漢字一文字では“鮴”と書きますが、これは本来、ヨシノボリやカジカなどのハゼ科の川魚に使われることが多い表記。メバルを漢字で書くとしたら、目が張り出した特徴をとらえた“目張”がもっとも一般的とされています。

そんなメバルは、冬から初春にかけて産卵期を迎える魚です。卵ではなく、稚魚を産む“卵胎生”という珍しい魚で、個体によっては1000尾以上の稚魚を産むこともあります。稚魚を放出する際、体力を大きく消耗するので、産卵後はやせ細ります。実は産卵前の寒い時期こそ脂がのって絶品の美味しさを楽しめる季節です。産卵後、やがて身の締まりは戻り、煮付けや唐揚げなど、ほくほくとした食感を楽しむ料理として重宝します。しかし、メバルはとても繊細な白身魚で、身がやわらかく鮮度が落ちやすいため、大量流通には向きません。都市部のスーパーではほとんど見かけず、漁港近くや地方の鮮魚店でようやく出会える程度です。私たちが“春の味覚”としてメバルに出会う機会は少ないかもしれません。

それでも、料亭や和食店では“春の煮付け”として大切に扱われ、春を象徴する食材のひとつとして根強い人気があります。

“春告魚”と呼ばれるのは、メバルが昔から春一番に沿岸に現れる魚として親しまれてきたからです。漁師や釣り人にとって、メバルは春の訪れを知らせる魚として、特別な存在なのです。冬の海は荒れやすく、水温も低くなるため、メバルは深場に移動し、釣るにはある程度のテクニックが必要。しかし春になり、水温が上がるとメバルは浅場へと移動。初心者でも簡単に釣果を期待できるようになっていくのです。

食べ方の王道は、やはり煮付け。骨の旨味が甘辛い煮汁に染み込み、まさに絶品の一皿へと仕上がります。塩をふって香ばしく焼き上げた塩焼きや、鮮度の良いものを使った刺身、日本酒と塩でじっくり蒸し上げる酒蒸し、さらにはトマトとオリーブオイルで仕上げるアクアパッツァなど、和洋どちらの料理でも楽しめる万能食材ともいえるでしょう。甘辛く煮付けたメバルには、キレのある辛口本醸造。後味を爽やかに整えてくれます。

塩焼きには燗酒がぴったりで、焼き魚の香ばしさと酒のまろやかな香りがじっくりと沁みわたります。刺身には米の旨味を感じられる純米酒が最適で、とくに昆布締めと合わせれば、旨味の相乗効果が味わえます。

酒母米、麹米に酒造好適米を使用し、キクマサ酵母で醸しだされるキリッとした味と芳醇な香りの「灘の生一本」。

春の訪れを、言葉と味覚で伝えてくれる魚がメバルです。店頭でその姿を見つけたら、それはきっと春が来た貴重な体験。季節の節目を、メバルと一緒に感じてみてください。

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春の陽気につつまれて。桜とともに奏でる心に響く春ソング。

桜舞う季節に旋律が紡ぐ春の情景。日本ならではの春ソングの魅力。

日本には四季それぞれの
季節が持つイメージがあり、
古くから人々の暮らしや文化に
深く根付いてきました。

春は“別れと出会い”、
夏は“開放感に満ちた季節”、
秋は“切ない郷愁”、
冬は“寒い静寂と温もり”を象徴。

さらに
梅雨のしっとりとした情景や
クリスマスの華やかさなど、
特定の時期に寄り添った
風情もあります。

このように、
日本人は季節の移り変わりに
感情を重ねてきました。

その思いが反映されているのが、
季節を題材にした
多くの楽曲といえます。

春ソングは、
卒業や入学、就職といった
人生の節目を描いたものが
多くあります。

併せて、春の象徴である
“桜”をモチーフにした楽曲も
数多く存在。

桜の儚さに
スポットを当てた曲もあれば、
満開の桜の華やかさを希望や喜びに
なぞらえた楽曲もあります。

幅広い世代に支持される
森山直太朗の「さくら(独唱)」は、
桜と別れの情景を重ね合わせた
切ない春のバラードです。

この曲には、
美しいメロディーに寄り添うように、
なめらかで高揚感のある
“カノン進行”が用いられています。

誰もが耳にしたことのある
パッヘルベルの「カノン」と
同じコード進行で、
日本人が親しみやすい
曲調や響きが特徴です。

同じ春ソングで人気の高い
福山雅治の「桜坂」や
イルカの「なごり雪」にも
“カノン進行”が用いられ、
聴く人の涙腺は揺さぶられます。

一方、春ソングの代表曲として
人気のケツメイシの「さくら」に
用いられているのは
“王道進行
(別名、小悪魔コード進行)”。

明るい和音から暗い和音へと
転調することで歌詞の物語性や
切ない雰囲気を巧みに生み出す、
こちらも日本人が好む
叙情的な構成が特徴です。

春ソングに限らず、
日本の楽曲の魅力は、
情景描写を活かした
歌詞の間接表現にあります。

日本の楽曲の多くは、
ストレートに感情を伝えるのではなく、
風景や自然を描写することで、
聴き手に感情を想像させる
工夫がいっぱい。

その背景には、日本人の国民性が
関係しているとも考えられます。

日本では、
積極的な自己アピールよりも、
相手の気持ちを大切に考える
奥ゆかしさを重視する傾向があります。

その文化が、音楽の歌詞にも
反映されているのでしょう。

直接的な表現ではなく、
情景の中に深い感情を込めることで、
より美しく、奥行きのある
表現が生まれます。

春や桜の持つ多面的な魅力を
巧みに活かしながら、
聴く人の心に響く世界を
つくり上げています。

こうした間接的な情景描写に加え、
それを引き立てるメロディーや
コードが、楽曲の世界へと
聴き手をいざないます。

とりわけ、
感動要素の高い春ソングには、
日本人の繊細な感受性と
四季の移ろいを愛でる文化が
見事に反映されています。

これらの曲を聴くことで、
私たちは単にメロディーを
楽しむだけでなく、
春という季節そのものを感じ、
心の奥にある感情と向き合うことが
できるのではないでしょうか。

今年の春、
お気に入りの春ソングを聴きながら、
桜の風景とともに、
心の中の春を見つけてみるのも
一興です。

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