
凍てつくイタリアの空の下、進化した日本のパフォーマンスが世界を魅了しました。
2月6日から22日までの17日間、イタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォの2都市で開催された第25回オリンピック冬季競技大会が無事閉幕しました。開催直前は衆議院選挙などもあり、やや静かな幕開けでしたが、日本選手たちの活躍が連日報じられるにつれ、大きな盛り上がりを見せました。開催地のミラノ、コルティナ・ダンペッツォと日本の緯度を比較するとミラノは稚内、コルティナはそれよりも北に位置します。偏西風と海洋性気候の影響で、ヨーロッパの冬は日本の同緯度より比較的暖かいのです。

イタリアは南欧らしい温暖な印象ですが、実際の冬は決して穏やかとはいえません。北部のミラノは内陸性気候で、冬は0℃前後まで下がり、霧や雪も珍しくありません。アルプス山間部のコルティナ・ダンペッツォはさらに寒く、冬は氷点下が普通です。ちなみに冬季五輪の開催都市の中では、1998年(平成10年)に開催された長野が最南端。歴代開催都市の中で北緯36度台は長野のみです。今大会で日本は史上最多となる24個のメダルを獲得し、前回北京大会の18個を大きく上回って世界第5位へと躍進しました。2006年トリノ大会で、女子フィギュアスケートの荒川静香が獲得した金メダル1個だったことを思えば、あの時代を知る世代にとって、今回の躍進はまさに感激もひとしおです。

今大会の日本勢メダル第1号は丸山希が獲得したスキー・ジャンプ女子ノーマルヒルの銅メダル。フィギュアスケート部門では、団体銀メダル、女子シングルの複数表彰台、そして“りくりゅう”ペアがフリーで歴代最高得点を更新し大逆転で金メダルを獲得するなど話題が尽きません。フィギュア全体を盛り上げたのは、今大会での引退を表明していた坂本花織。彼女の明るさは世界の選手からも慕われ、試合後のエキジビジョンの記念撮影にもその雰囲気が表れていました。また、高校2年生の中井亜美が女子ショートプログラムで首位発進し、日本女子4人目となるトリプルアクセルを成功させた場面も鮮烈でした。

注目を集めたのは印象的なボーダーの衣装でした。1954年公開のフェデリコ・フェリーニ監督作品「道」へのオマージュが込められたものです。ニーノロータの曲に合わせて、主役のジェルソミーナの衣装での演技は、イタリア映画「道」へのインスパイアが感じられ、大絶賛のスタートとなりました。メダル量産が際立ったのはスノーボードです。深田茉莉、村瀬心椛、木村葵来、戸塚優斗が金メダルに輝き、銀2、銅3と圧巻の結果を残しました。ジャンプ、フリースタイル、スピードスケートでも着実に表彰台に立ち、日本の層の厚さを示しました。

イタリアは映画の舞台としても名高い国です。「ローマの休日」「ベニスに死す」「ニュー・シネマ・パラダイス」「ライフ・イズ・ビューティフル」などの数々の名作。今大会の開催地でもあるミラノ中央駅は「ひまわり」の印象的な舞台でもあります。コルティナは「007 ユア・アイズ・オンリー」や「ピンク・パンサー」にも登場し、その雪景色は世界中を魅了してきました。歴史と芸術、スポーツが重なった17日間。北の空に刻まれたこの輝きは、次代へと受け継がれる日本の冬の物語の、新たな序章といえるではないでしょうか。
デザインリニューアル!!
キクマサギン最高傑作!プレミアム生酒
完熟りんご・マスカット・メロンを思わせる果実香とフレッシュ感を存分にお楽しみいただけるよう、アルミ缶に詰めています。生酒のフレッシュ感とほとばしるような果実感を、ぜひお楽しみください。

菊正宗ネットショップはこちらから
▼https://www.kikumasamune.shop/
