10年を越えてなお輝く、刀剣乱舞の世界観。

史実と実在の刀剣が物語を支える、唯一無二のエンターテイメントへ。

約10年ほど前にリリースされた育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞ONLINE」。その歩みは、一般的なゲームの寿命を軽く越え、今なお多くの人を惹きつけ続けています。むしろ近年は、ゲームの枠を超越して、アニメ、舞台、ミュージカル、さらには歌舞伎にまで活動領域を広げ、その存在感は年々増しているようにすら感じられます。

刀剣乱舞の世界観は、驚くほどシンプルです。プレイヤーは“審神者(さにわ)”と呼ばれ、歴史改変を目論む敵から過去を防衛する役割を担います。そして実際に敵と戦うのが、日本刀を擬人化した“刀剣男士”です。刀剣男士とは、実在の日本刀が人格を得た存在であり、それぞれが固有の来歴や歴史上の物語を背負っています。その背景が、性格や佇まい、戦い方にまで反映されている点が大きな特徴です。モチーフとなる刀剣は、短刀や脇差、打刀、太刀、大太刀、薙刀、槍、剣といった複数の刀種に分かれており、それぞれに異なる役割と個性が与えられています。2次元のイケメンキャラクターという入口の親しみやすさに加え、第一線で活躍する声優陣の起用によって、キャラクターの完成度は非常に高いものとなりました。

そこに、メディアミックス展開が重なります。アニメではゲームの世界観を踏襲した物語が描かれ、舞台やミュージカル、歌舞伎においても、衣装やキャラクター造形の再現度は高く、媒体が変わっても、同じテイストで刀剣乱舞を楽しめる設計がなされています。

実在の日本刀をモチーフとしていることが、物語の厚みを形成していることに異論はありません。三日月宗近や加州清光、和泉守兼定といった名刀は、作品内の存在にとどまらず、実際に博物館や美術館で鑑賞することができます。フィクションでありながら、現実の歴史や文化財へと自然に関心が広がる。この距離感の絶妙さこそが、刀剣乱舞が“学びと娯楽の中間”に立つコンテンツとして支持される理由です。近年では博物館とのコラボイベントも定着し、地域や観光への波及効果を生むなど、文化装置としての役割も担うようになりました。

舞台やミュージカルでは、いわゆる2.5次元と呼ばれる若手俳優陣が活躍し、歌舞伎では現代劇にも通じる台詞回しによって、伝統芸能に馴染みのない層にも親しみやすい世界観が築かれています。こうした歴史と現代の距離感の巧みさが、長く愛される原動力なのでしょう。

さらに、キャラクターを応援する推し活文化も、刀剣乱舞人気を下支えしています。企業とのコラボレーションはその象徴で、菊正宗でも化粧水や美容液とのコラボ商品を絶賛発売中です。京極正宗や加州清光、一文字則宗のお手入れポーチセット第1弾に加え、第2弾として鶴丸国永、日向正宗、豊前江の各種ポーチセットも高い支持を集めています。

刀剣乱舞は、単なる流行作品ではありません。十年という時間をかけて、歴史と現代、娯楽と文化を静かにつなぎ続ける存在へと成長した、稀有なコンテンツなのです。そして、これから先、どんな展開が待ち受けているのか、その期待は尽きません。

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第19回 菊正宗 蔵開き 開催決定!【生酛 しぼりたて新酒】をどうぞお楽しみください!

菊正宗「嘉宝蔵」は丹波杜氏伝統の「寒造り」による仕込みも終盤を迎え、華やかな新酒の季節になりました。

日頃の感謝を込めて、香り高いしぼりたて新酒を楽しむ会を開催いたします。

この機会に、灘の本流辛口を是非お楽しみください。皆様のお越しをお待ちしております。

遠方の方、お越しになれない方、

新酒 「生酛 しぼりたて」ネットショップで販売開始!

おうちで蔵開き気分!?いかがでしょう!?

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成人式…地方の小さな行事から、わずか2年で国民の祝日へ。

荒れる成人式の裏にある、日本社会が大切にしてきた節目のかたち。

新しい年のニュースのひとつに、成人式があります。晴れ着に身を包んだ新成人の姿が報じられる一方で、“荒れる成人式”という言葉も、もはや季節の風物詩のように聞かれるようになりました。毎年、荒れることが繰り返し指摘されても、成人式は中止されることなく続けられています。その理由をたどると、成人式という行事が担ってきた大きな役割が見えてきます。

1946年(昭和21年)、終戦間もない日本では、敗戦の喪失感に加え、多くの若者が戦争によって学びや仕事の機会を失い、社会とのつながりや価値観の拠り所を見失っていました。“若者をどのように社会に迎え戻すか”という大きな課題があったのです。そうした中、埼玉県蕨市が同年11月に実施したのが「青年祭」。この行事は、単に成長を祝うものではなく、若者を社会の担い手として正式に位置づけることを目的としていました。市長が式典の中で、大人としての自覚と責任を促した点は、当時としては非常に先進的でした。この蕨市の取り組みが全国へと広がり、2年後の1948年には国民の祝日である「成人の日」として制度化されます。

長い伝統や宗教的背景を持たず、わずか2年で祝日となったのはきわめて異例です。成人の日は、完成した大人を祝う日ではなく、これから社会を支える存在として若者に期待を託す日として生まれたものでした。その原点を知ることで、現在の成人式の意味も、少し違った角度から見えてきます。大人と子どもの境目に立つ不安定な時期に、緊張や反発が表に出るのは、通過儀礼としては決して珍しいことではありません。むしろ、成人式がいまだ節目として機能しているからこそ、感情が噴き出す場面が生まれるともいえます。問題があるから中止するのではなく、関わり続ける道を選んでいる点に、成人式の本質があります。

一方で、近年は工夫を凝らしたユニークな成人式の取り組みも増えています。

沖縄県では、振袖やスーツにこだわらない服装自由の成人式が定着。かりゆしウェアや私服で参加する姿も多く、式典は簡素ながら、同級生同士の再会を大切にする穏やかな雰囲気が特徴です。また、千葉県浦安市では、東京ディズニーリゾートを会場に夢や未来をテーマにしたメッセージ性の強い式が行われてきました。大阪市では、USJを舞台にエンターテインメント性を取り入れた演出が話題になったこともあります。地域特性を活かした成人式も数多く行われています。

こうした事例に共通するのは“大人になったことを祝う”よりも“これからの人生をどう歩むかを考える場”に重点を置いている点です。

成人式は、完成した大人を称える場ではありません。まだ不完全な若者を社会が受け止め、“ここから一緒に進んでいこう”と確認する場ともいえます。荒れる成人式も静かな成人式も、その本質は変わりません。形は時代とともに変わっても、節目を共有するという役割がある限り、成人式はこれからも続いていくのでしょう。騒がしさの奥にある意味に目を向けたとき、成人式は、これまでとは少し違った風景として、心に届くはずです。

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三が日を過ぎても、心おきなく初詣を

慌ただしい年末年始。だからこそ、静かに向き合いたい初詣の作法。

年が明けて一週間も経つと、正月らしさも抜け、いつもの生活に戻ります。初詣も正月三が日の参拝がほとんど。それを過ぎると、今年の参拝を諦める方も多いと聞きます。とくに、晴れ着の女性が境内にあふれ、さまざまな屋台が参道に面して軒を並べる初詣のわくわくする特別感は、三が日だけのお楽しみなのです。

江戸時代は年の初めの都合の良い日に、地域の氏神様や菩提寺に参拝する行事が初詣でした。厳密な期限などなかったのです。この“初詣は三が日”という習慣が定着したのは大正末期から昭和初期にかけてのこと。

当時、都市開発が進み、私鉄各社が沿線の神社と結びついて、正月三が日に初詣を促すキャンペーンを行ったのが発端です。会社勤めの人が増え、休みが正月に集中したことや、新聞やラジオで“三が日の人出”“初詣客は◯万人”などと繰り返し報じたことも、「初詣=三が日」のイメージ定着に影響した考えられます。

そんな100年近く続いた初詣の習慣を覆したのは、あの新型コロナ禍でした。感染予防の観点から混雑を避けるためにとられたのが、“節分頃まで初詣を受け付ける”という措置です。多くの神社や寺院で、こうした期間延長の案内が出され、縁起物やお守り、破魔矢などの販売も期間に伴って延長されました。

この期限となった“節分”ですが、立春の前日にあたり、暦の上では立春が新しい年の始まりとされてきたためです。つまり、立春を迎える前日までを“年の初め”ととらえて、その間に行う初めての参拝を初詣と考えるというもの。江戸時代まで続いていた本来の初詣の儀式に戻ったともいえます。

また、初詣というと神社を思い浮かべがちですが、お寺へのお参りも初詣にあたります。もともと日本では神社とお寺を分け隔てなく信仰する“神仏習合の文化”が根づいており、年の初めに近隣の寺院へ参拝することも自然な習慣でした。大切なのは場所ではなく、その年に初めて神仏に向き合う心持ちという考え方です。

さすがに、神社と寺院での参拝作法は異なります。神社では“二礼二拍手一礼”が基本とされ、拍手によって神さまに敬意を示します。さらに深い敬意を表す場合に、より深いお辞儀をする“二拝二拍手一拝”も用いられます。一方、お寺では拍手は行わず、静かに手を合わせて合掌します。形式を正しく知ることは大切ですが、何よりも丁寧に真摯な気持ちでお参りすることが大前提です。迷ったら、静かに一礼して手を合わせて祈るのが共通作法。神社、お寺ともに大切なのは、感謝と敬意の気持ちです。

神社で手を合わせて祈願する際、神様にお願いするより、“努力するので、見守ってください”という決意表明のような参拝のスタイルが、神道精神にかなっているといわれます。よく誤解されますが、願いごとをしてはいけないという訳ではありません。五穀豊穣や無病息災、家内安全などの祈願は昔から行われてきました。そこに、感謝と決意を添えることで、参拝の意味は一層深まります。

三が日を過ぎ、少し落ち着いた時期だからこそ、静かな境内で自分自身と向き合う初詣があります。節分までのこの時期、自分の歩む一年を思い描きながら、改めて心を整える時間を持ってみてはいかがでしょうか。

きもとしぼりたて720mL
生もと造りの本醸造酒のもろみをしぼり、すぐに火入れ瓶詰め。
灘酒のしぼりたてらしい荒々しい味わいと香り、そして生もと特有の押し味が存分に楽しめます。フレッシュな香りと味は、この時期しか味わえない今だけのお楽しみ。

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