2021年年末から2022年年始 の営業日について_菊正宗ネットショップ

お客様各位

平素は多大なるご愛顧を頂きまして誠にありがとうございます。

2021年年末から2022年年始の営業日について、下記にてお知らせいたします。
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12月28日(火):通常営業
12月29日(水):出荷業務のみの営業
12月30日(木):休業日(冬季休業)
12月31日(金):休業日(冬季休業)
1月1日(土):休業日(土曜日)
1月2日(日):休業日(日曜日)
1月3日(月):休業日(冬季休業)
1月4日(火):休業日(冬季休業)
1月5日(水):通常営業
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上記の通りとなります。

<冬季休業中の出荷予定>
12月27日までのご注文は12月29日に出荷
12月28日までのご注文は1月5日に出荷
1月4日までのご注文は1月6日に出荷

<届け日指定について>
年内届日指定は12月29日まで可能
年始届日指定は1月6日からが可能
(遠隔地は1月7日から)

※休業期間中にトラブル対応ができないため冬季休業期間中の届け日指定は承っておりません。
※受注生産品、メーカー取寄せ品、銀行振込など営業中にお手配の時間が必要なご注文や余裕を持って届け日指定頂いているご注文は上記の限りではございません。
ご了承ください。

大型連休となりますので、連休前後の配送等に遅れや影響が予測されます。
予めご了承頂き、早期のご発注をご検討くださいますようお願い申し上げます。

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

ネットに潜む危険① “なりすましメール”にご注意を。

Yahoo!メールに、安心・安全のための「ブランドアイコン」表示。

Yahoo!メールをご利用の方に対して、
弊社からお客様に
情報等のメール送信を行う際に、
菊正宗の「ブランドアイコン」が
表示されるようになりました。

これは、日ごとに増え続ける
「フィッシングメール」を
はじめとする不正メールの
回避対策として
Yahoo!が導入した取り組みです。

「フィッシングメール」とは、
企業名などを騙った
“なりすましメール”を介して、
送りつけたターゲットの
クレジットカード情報や
パスワードなどの個人情報を
盗み取る犯罪手法。

具体的には、
名の知れたECサイトや銀行、
宅配業者などを巧妙に装ったメールを
ユーザーに送りつけ、
“あなたのアカウントが
確認できないので、
再登録をお願いします”
“ご登録のクレジットが
不正利用された恐れがあるので、
クレジット情報を更新してください”
“あなたの情報が不正使用された
恐れがあります”など、
心理的な不安を煽って、
併記されている不正なWEBサイトへと
誘導するのが常套手段です。

こうした“なりすましメール”による
被害を少しでも減らすための
取り組みが
「ブランドアイコン」表示
といえます。

Yahoo!メールに登録された企業の
「ブランドアイコン」が
表示されることにより、
送信元が保証された安心・安全の
メールであることが視覚的に
瞬時に伝わるというものです。

現在の登録されている企業は、
FacebookやInstagram、Twitterなどの
SNS関連企業や
ZOZO、楽天グループ、千趣会などの
通販サイトなどで、
菊正宗も、
お客様のリスク回避を考慮して、
いち早く登録しました。

こうした“なりすましメール”対策を
行なっているのは、
現在、Yahoo!メールのみです。

他のフリーメール
(GmailやiCloud Mailなど)は、
ユーザー側の設定による
フィルタリングなどによる
悪質なメールの受信制限を
行う対策が主流ですが、
今後、他フリーメールにおいても、
こうした「ブランドアイコン」
のような積極的対策の導入によって、
“なりすましメール”は
確実に減っていくでしょう。

とはいえ、詐欺集団が
おとなしくする訳もなく、
また新たな詐欺手法を編み出す
“いたちごっこ”が続くのは
必至ですが、その都度、
早めの適切な対策を講じることが
大事。

やはり、ネット環境においては、
少しでも怪しいと感じたら、
石橋を叩いても渡らないほどの
自己防衛感覚を持つことが、
最大の防御なのかも知れません。

 

大切なのは、まず「フィッシングメール」の具体的な内容を知ることから。

どんなに気をつけていても、
知らないうちに
詐欺サイトに誘導されている場合も
少なくありません。

そうしたことを防ぐためにも、
まず、「フィッシングメール」が
どういうものかを
知っておく必要があります。

例えば、
簡単に入手できる
フリーメールアドレスを
用いるケースが多いので、
実際のアドレスや
本文中にあるリンク先が
正規のドメインとは異なります。

“.xyz”や“.online”“.pw”
“.tk”“.to”など、
普段あまり見かけない
海外のドメインの場合は
「フィッシングメール」を
疑いましょう。

また最近増えているのが、
“co.jpを.jp”にしたり、
“o(オー)を0(ゼロ)”
“I(アイ)やl(エル)を1(イチ)”
にすることで
誤読しやすいドメイン名に
しているケースです。

また、“てにをは”の使い方が
不自然な文章や
外国語を日本語に直訳したような
明らかにおかしな日本語表現、
中国語の漢字を使った文章なども
要注意です。

ここで解説したように、
「フィッシングメール」の多くは
ユーザーの不安を煽って、
他の詐欺サイトに誘導し、
ユーザーID・パスワードを入力させて
アカウントを乗っ取ったり、
クレジットカード情報を入力させて
不正利用することが目的。

信頼しているサイト以外で、
安易に個人情報を入力しないことが、
まずは大切です。

詐欺被害に遭わないためにも、
「フィッシングメール」の
具体的な被害実例を、引き続き、
次回のコラムにて紹介いたします。

2022年の年賀状は「寅」が主役。新しい胎動を予感できる年になりそうです。

正確には「五黄土星の壬寅」年。厳冬で蓄えた力強さが、新しい芽吹きを誕生。

2022年の干支は「寅」、
正確には
「壬寅(みずのえとら)」です。

以前に
ここで紹介させていただいたように、
干支は、“十干(じっかん)”と
“十二支(じゅうにし)”を
組み合わせたものをいいます。

その起源は古代中国へと遡り、
後に陰陽五行説と結びついて、
それぞれの組み合わせによって、
意味をなして行きました。

陰陽五行説では、
“十干”は太陽の動き、
“十二支”は月や星の動きを象徴的に
表しているとのことです。

干支はある種の統計学ともいえます。

長年にわたって積み重ねられた
“世の理(よのことわり)”を知り、
明日に備える拠り所となる
暦といったところでしょうか。

この干支に、さらに星の動きによって
運勢を示唆する“九星”が加わり、
その年がどういう運勢を持つ年なのかを
より詳しく知ることができます。

改めて、
2022年は「五黄土星の壬寅」年です。

まずは「五黄土星(ごおうどせい)」。

2022年(令和4年)は、
土の強いエネルギーを持った
他の八星を支配する
帝王の星が巡る年です。

破壊力、腐敗などの意味を持ち、
変化と育成、
つまり大きな変化に伴って
新しいものが生まれる予感があります。

続いて「壬寅(みずのえとら)」。

「壬」の文字が意味するのは、
“妊”という文字に通じて、
厳しい冬の寒さに
耐えて蓄えた陽の気で、
次の代の基礎を固めている様子。

イメージとしては、
種から発芽した芽が土の下で膨らみ、
土が盛り上がった様子です。

また、「壬」は十干の9番目にあたり、
生き物の成長サイクルに当てはめると、
次の命を育むための
準備をする時期といえます。

一方、「寅」は十二支の3番目で、
新しい生命の誕生の時期。

 

「寅」の文字は、
“螾(ミミズ)”に通じ、
春の胎動の様子を表しています。

暖かくなった春先に
ミミズが土の中で動き始め、
発芽を促し、
秋の豊穣へと繋がるイメージです。

冬が厳しければ厳しいほど、
春の陽気に包まれた発芽は力強く、
新しい生命の
誕生を予感させてくれるのが、
“壬寅”の組み合わせといえます。

長かった新型コロナ禍の
自粛生活から生まれた
新しい生活様式に
期待が持てる1年になりそうです。

より広く周知するために割り当てられたのが、十二支の動物たち。

十二支の概念は、
もともと古代中国紀元前の
殷から戦国時代にかけて
確立された天文学に基づく
“暦(れき)”が起源。

天空を12等分して
年や月などの周期的な
時間の流れを表す体系を、
より広く周知するために
身近な動物をあてはめたものです。

つまり、それまで記号で表していた
十二支に動物を割り当てることで、
一般庶民の理解を深め、
普及させることが狙い。

より分かりやすく説くために、
その動物を割り当てた物語を広めました。

その物語の内容は
長い歳月をかけて口伝で広がるうちに、
微妙に変化しているようですが、
本筋は変わらないようです。

大昔のこと。

神様が動物たちにお触れを出しました。

“元日の朝、
新年の挨拶に私の元へ出向け。

一番から十二番目までに
来たものを一年間、
動物の大将にしてやろう”と。

それを聞いた動物たちは、
元旦を心待ちにします。

ネコはネズミから
“挨拶に行くのは、1月2日の朝”と
聞いていたので、出発しませんでした。

そして元日の朝、日が昇る前に、
動物たちは一斉にスタートしました。

歩くのが遅いことを自覚していたウシは
夜の暗いうちに出発。

そのため、新年の太陽が昇った時に
一番に現れたのはウシでした。

しかし、神様のお社の門が
開くと同時に、ウシの背に乗っていた
ネズミがいち早く一番で到着。

実は、牛小屋の天井で牛の身支度の
様子を見ていたネズミが、
出発の際に、ウシの背中に
ピョンと飛び乗っていたのでした。

こうして、牛は二番となり、
トラ、ウサギ、リュウ、ヘビ、ウマ、
ヒツジと続きました。

また、挨拶に向かう途中、
サルとイヌが大喧嘩を始めたので
到着が遅れ、
その仲裁に入ったのが
トリということで、サル、トリ、イヌ
そして十二番目に到着した
イノシシを最後に、
十二支の順番が決まったというお話です。

ネコは嘘を教えたネズミを恨んで
今でもネズミを追い回し、
十三番目に到着したイタチは、
何度も神様にお願いして、
みんなに内緒で、月の最初の日を
“つ・イタチ”と
呼んでもらうことになった、
カエルも参加していたが
途中でヘビに呑み込まれたという話も
寓話として伝わっています。

十二支は古代中国から
日本に伝わったものなので、
十二支があるのは、
中国と日本だけと思いがちですが、
実は、韓国、台湾、チベット、タイ、
ベトナム、ロシア、モンゴル、
ベラルーシ、ブルガリア、トルコ、
インド、アラビア、イランなどにも
十二支はあり、それぞれの国によって
十二支を構成する動物が
微妙に異なっています。

長くなるので、このお話は、
またの機会に。

2022年(令和4年)は、
前述したように、期待が持てる年。
ただし、「五黄土星の壬寅」と
個人の運勢の巡り合わせや
相性によっては、
期待通りの年になるかどうかは、
また別物といえます。

あまり運気の上昇を実感できないときは
“当たるも八卦、当たらぬも八卦”
と割り切ることも大切です。

今が旬の代表格は「ズワイガニ」。他の魚介も、とっても美味しい時期です。

“松葉ガニ”“越前ガニ”などは、「ズワイガニ」別の呼び名。

今年の「ズワイガニ漁」の
解禁日は11月6日。

過去のデータを見ると、
毎年、暦の上での冬の始まりとされる
“立冬”前後に解禁されることが
多いようで、今年の“立冬”は、
解禁日の翌日の11月7日でした。

ちょうど肌寒さを感じ始める
秋真っ只中のこの季節に、
日本海沿岸各地で「ズワイガニ」の
底引き網漁がスタートし、
来年の5月31日までの9カ月にわたって
「ズワイガニ」が水揚げされます。

冬の味覚の代表格ともいえる
「ズワイガニ」は、
水揚げされる地域やブランド名、
オスメスによって
さまざまな名前を持っています。

京都から島根県にかけて水揚げされる
オス全般を“松葉ガニ”、
メスを“セコガニ”と呼び、
福井県で水揚げされる
オスは“越前ガニ”、
メスは“背子(せいこ)ガニ”、
最近よく耳にする石川県で
水揚げされるオスを“加能ガニ”、
メスを“香箱ガニ”などと
呼ぶのが有名なところ。

とくに、
“松葉ガニ”“越前ガニ”などは、
昔から知名度が高く、
別の種類のカニと思われがちですが、
同じ種類なので、
お間違えのないように。

さらに、例えば、
“松葉ガニ”の生息エリアであっても
京都丹後の間人漁港の
“間人(たいざ)ガニ”や
兵庫香美の柴山漁港の“柴山ガニ”、
兵庫県豊岡の津居山漁港の
“津居山ガニ”など、
漁港の名前や漁獲漁船の名前の
タグをつけてブランド化されたものが
市場に広く出回るなど、
「ズワイガニ」の品質管理を徹底する
ことで、その価値を高めています。

季節の旬のモノの初セリ値は
ご祝儀相場といわれ、破格ともいえる
高値をつけることが一般的です。

今年の初セリですが、
鳥取県の鳥取港では、
“松葉ガニ”一杯(一匹)、
最高値の90万円で落札されました。

2019年の初セリでは
一杯500万円の値がつき、
“競りで落札された最も高額なカニ”
としてギネス世界記録に
認定されているとのこと。

さて、
今年の初セリ価格を並べてみると、
“間人ガニ”は5杯で111万円、
“越前ガニ”が一杯80万円、
“柴山ガニ”は一杯約223万円
にもなり、“加能ガニ”は
ギネス記録と並ぶ一杯500万円もの
驚くような値がつきました。

あくまでも初セリ値なので、
市場に出回る「ズワイガニ」は
ここまで高額ではありませんが、
それでも、市場に並ぶ価格を見ると、
やや“高嶺の花”感はあります。

さて、
「ズワイガニ」の甲羅についている
黒いブツブツが気になったこと
はありませんか。

これは寄生虫“カニビルの卵”です。

見た目は気持ち悪いものの、
甲羅に付着して成長するだけで
可食部に影響はなく、
一説では、甲羅がキレイなカニより
黒いブツブツがついたカニの方が、
身がビッシリと詰まっている
といわれています。

これには、
カニが脱皮することによって
ひと回り以上も大きく成長するという
生態に深く関わっているのです。

脱皮直後は、それまで付いていた
“カニビルの卵”も一緒に脱ぎ捨て、
また脱皮前の身しか入っていないので
甲羅の中はスカスカの状態。

“カニビルの卵”が
たくさん付着しているのは、
脱皮してから時間が経っていると
想像することができ、
身が詰まっている可能性が高いと
判断されるのです。

 

「ズワイガニ」だけでなく、この時期は旬の魚が盛りだくさん。

「ズワイガニ」と同じ時期、
山口島根沖のアンコウ、
兵庫山陰沖のハタハタ、鳥取から福井
にかけて漁れるアカガレイ、
駿河湾の桜エビ、山口下関のトラフグ
日本海側を南下する寒ブリ、
丸々と太って太平洋を南下する
戻りガツオ、三重、千葉、和歌山で
漁獲半数を占める伊勢エビ、
三陸沖のマダコ、広島の真牡蠣、
北海道、東北のエゾアワビ、
北海道のホタテなど、この季節に
食べたい旬の味覚は盛りだくさん。

実は、魚介類の旬とされる
タイミングは2種類あります。

“水揚げの旬”と“味覚の旬”です。

産卵場所に集まってくる
魚群を捕獲する“水揚げの旬”は、
大量に収穫できるので
手頃な価格で市場に出回る時期です。

この時期の
卵巣(真子)や精巣(白子)は
とても美味しいのですが、
体の栄養分などを卵巣や精巣に
蓄えるため、身は痩せ細って、
正直、身の味は落ちます。

一方、“味覚の旬”は、
産卵前に体内に脂肪を蓄え出した
“脂が乗った”状態で、産卵を終えて
再び栄養を蓄え始める時期や水温が
下がって身を守ろうとする時期も、
この“味覚の旬”にあたります。

体に蓄えた栄養分によって、
深い旨みとともに、
風味のある甘みが増した状態が、
“味覚の旬”ということです。

食べ頃を迎えるタイミングは、
魚介類の種類によって
さまざまですが、
「ズワイガニ漁」が解禁される時期に
旬を迎える魚介類は多く、
絶品揃いなので、
まさに“食欲の秋”を
彩ってくれるに違いありません。

「ズワイガニ」を食べるのなら、
やはりお腹いっぱいに堪能できる
“かにすき”。

昆布ベースのやや薄めの白出汁に
カニの旨みが溶け出して香り高い
濃厚な出汁に変わっていきます。

これに合わせる日本酒なら、
出汁の濃厚さに負けない、
濃醇で雅やかな味わいの
「菊正宗 嘉宝蔵 雅」や
余韻のある旨みに吉野杉の香りを
まとった「菊正宗 純米樽酒」が
オススメです。

お好みで冷や、もしくは熱燗、
どちらでも楽しめます。

「勤労感謝の日」に思う、日本独自の“働き方改革”。

通貨価値や物価水準が大雑把に理解できる、身近に理解できる“ビッグマック指数”。

世界各国の物価水準や通貨価値などの
経済指標として話題になる
“ビッグマック指数”
というのがあります。

これはイギリスの経済専門誌
エコノミストが
定期的に発表している、
世界57カ国を対象として共通品質で
販売されているビッグマックの
価格推移を比較することで、
通貨の価値や物価水準を
推し測ることができる指数です。

たとえば、2021年7月の最新データと
当時の為替レート(1ドル=109.43円)
により、アメリカと日本とを比較。

この時のビッグマックの価格が、
アメリカ621円(5.65ドル)に対して
日本390円。

細かい計算は省きますが、
2021年7月時点の“円”は
“ドル”に対して、
37%過少評価されているとの結果に。

日本の“ビッグマック指数”は、
2021年1月データだと56ヵ国中24位の
-33.9%だったので、過小評価は
さらに進んでいる
ということが分かります。

2021年7月末現在で、
1位はベネズエラ
(921円/30,164,100ボリバル)、
2位スイス
(774円/6.5スイスフラン)、
3位ノルウェー
(693円/57ノルウェークローネ)、
4位スウェーデン
(681円/54スウェーデンクローナ)、
5位アメリカ
(621円/5.65USドル)
と続き、日本は57カ国中31位(390円)
に位置しています。

なお、1位のベネズエラは現在
ハイパーインフレ真っ只中で、
札束を抱えてビッグマックを買いに
行かなければならない状態なので、
ここから除外されるようです。

この他、世界中で販売されている
人気商品を使った指数として、
スターバックスの
“トール・ラテ指数”があります。

実際、この“ビッグマック指数”
で分かるのは、あくまでも
“現在の為替レートと比べて
実効レートがどのくらいあるか”
くらいのもの。

各国で売られている
ビッグマックの品質は多少異なり、
競合する類似商品が多いと
価格を抑えたり、
逆に高級品と位置付ける
場合もあります。

欧州諸国では
約20%前後の消費税(付加価値税)
が含まれることや労働賃金の高低、
原材料価格など、
国によって異なる背景がある
というのが正直なところです。

つまり、“ビッグマック指数”は
大雑把な目安で、
物価や通貨価値を
正確に示すものではありません。

しかし、難しく考えがちな
“経済”や“為替”を、
より身近な商品で理解する
という気軽さはありがたいこと。

このどこかの国に旅行する時の
物価目安としては、
きっと役立つはずです。

 

日本には、数字では計り知れない魅力的な働き方があります。

“ビッグマック指数”では、
日本は残念な結果ですが、
商品の価値という点において、
こうした数字では計り知れない
高い品質やサービス意識があります。

チップ文化のない日本ですが、
金銭に左右されない
ホスピタリティあふれた
“おもてなし大国”
という側面があり、
ビッグマックを買う時、
今でこそ“Smile 0円”
という表示はなくなりましたが、
笑顔の接客は、ずっと
受け継がれています。

また、価格競争力で
苦戦続きとはいえ、未だ
“メイド・イン・ジャパン”
ブランドに対する
世界の信頼は健在です。

日本が高い品質やサービス意識を
維持し続ける背景のひとつとして、
宗教観によって労働を“苦役”と
定義する多くの諸外国とは異なり、
働くことを“美徳”とする考え方が
昔から習慣づいている
ということがあげられます。

そのひとつの例として、
サッカーの国際戦の試合後、
厳密には労働ではありませんが、
日本サポーターがスタンドで
ゴミを片付ける姿が
称賛を浴びましたが、
その一方で、清掃員の仕事を奪う行為
との声もありました。

そんな長年にわたる日本の労働意識を
変えざるを得ないのは、
“働き方改革”や
“ワーキングシェア”の導入です。

もちろん、“滅私奉公”や
“サービス残業”、
“ワーカーホリック(仕事中毒)”
などは解消されるべきものなので、
日本が培ってきた世界に誇れる魅力を
十分に残しながら、諸外国とは異なる
独自の新しい働き方を見つけることが、
今後の課題といえるでしょう。

11月23日(火)は、「勤労感謝の日」。

“勤労を尊び、生産を祝い、
国民が互いに感謝し合う日”
と定義されています。

この意味を十分に噛み締めて、
自分の新しい働き方を
考えてみる1日にするのも
よろしいのではないでしょうか。

さて、“キリの良いところまで
仕事をしておく”は逆効果
ということをご存知でしょうか。

仕事に区切りをつける
ことは重要ですが、
やりかけの仕事を途中であっても
終業時間でそのままにし、翌日、
残った仕事から着手するとスムーズに
作業に入っていけるのです。

その作業の勢いで、
次の仕事に取りかかることが、
意外と効率的なんです。

まずは区切りをつけるための
残業をやめることから、
あなたの“働き方改革”をスタート
してみてはいかがでしょうか。

これは、育児や家事にも
いえることです。