コロナ禍で塞ぎ込みがちな気持ちを癒した、「サブスク」サービス。

自粛生活を充実させた「サブスク」という新しい言葉。

コロナ禍の自粛生活で困ったのが、
日々の買い物でした。

生活に最低限必要な
食料品を中心とした買い物は、
まとめ買いなどによって
買い物回数の軽減を
心がけた方が多く、
また食料品以外の買い物については、
ネット通販を活用する方が
増加傾向に。

というのも、
昨年の消費税増税と一緒に
ポイント還元事業として導入された
“○○ペイ”の
キャッシュレス・スマホ決済が
コンビニ利用などで浸透しており、
それまで通販の経験が
なかった方々も、割と気軽に
ネット通販を利用したようです。

今年の6月末で
ポイント還元事業が終了するので、
自粛期間中の必要に迫られた
買い物はもちろん、
駆け込み需要的に
消費が伸びたといえます。

つまり、ネットショップ独自の
割引キャンペーンなどに加え、
さらに2%もしくは5%が還元される
ことが、ネット通販の
後押しをしたという見方があります。

そして、自粛期間中の“娯楽”を
支えたのは、月々定額で
過去の映画やテレビドラマが
見放題というサービス。

外出もままならず、
DVDレンタルショップも休業、
暇な時間を持て余す自宅で、
観そびれた映画を
まとめ観という方も多く、
新規会員登録が急増したといいます。

このサービスが、
最近よく耳にする「サブスク」です。

「サブスク」とは
“サブスクリプション
(subscription)”の略語で、
“予約購読”“定期購読”“会費”
などの意味を持ちます。

具体的には、
月極や年契約などにより、
商品を購入して所有するのではなく、
契約期間内だけ
利用権を持つということ。

最近になってさまざまなメディアで
聞かれるようになった
新しい言葉ですが、
実は昔からある消費形態のひとつです。

新聞の定期購読や通販の頒布販売、
インターネットのプロバイダ契約
なども、昔から続く
「サブスク」の消費形態です。

今後の生活は、
ウイルスを封じ込める
ワクチンが開発されるまで、
“with コロナ(コロナとの共存)”
が続きます。

そんな制限を盛り込み済みの
“ニューノーマル(新しい常識)”
時代に、新しい価値観を提案する
「サブスク」が注目されているのは、
時代が新たに生まれ変わる
という期待があるのかもしれません。

 

「サブスク」サービスに、拡がる新しい可能性に期待は高まります。

「サブスク」が
注目を集めているのは、
新しい消費スタイルとして
“サブスク”という新しい言葉が
一気に拡散した点にあります。

そして、新型コロナ禍の影響で
世界全体の経済が不安定になる
ことが予測される中、
大きな初期投資がなく、
少ない定額で豊かな生活を
実現するのは魅力的。

つまり“物を所有する”から
“物を使う権利を得る”へと
「物」に対する価値観が
変わろうとしています。

また、「サブスク」を取り扱う
業種が爆発的に増えている
ということも、話題になった
大きな要因のひとつに数えられます。

「サブスク」のサービスは、
それを提供する会社によって、
契約する内容は多少異なりますが、
おおむね次のような、
魅力的なサービスを提供しています。

    • 自動車のサブスク

月々の定額+駐車料金+ガソリン代で
車に乗れるサービス
(頭金・ボーナス払いなし、
整備費・車検代・保険料込み)

    • 住宅のサブスク

月定額で
全国に点在する住宅に住み放題
(敷金・礼金・保証金・初期費用なし、
キッチン・調理道具・家具・
洗濯機・寝具・Wifi等完備、
同伴者の滞在可能)

    • 家電・家具のサブスク

月定額と送料で家電・家具を導入。
初期投資なし、商品ごとに
設定された利用期間を超えれば、
借り換え可能。
部屋の気軽な模様替えや
使いたかった家電も短期使用可能など。

    • 洋服のサブスク

大人から子どもまで、
トレンドの洋服のレンタルサービス。
季節ごとの新しい服の借り換え、
着物や浴衣の期間限定レンタルなど
業者独自のサービス展開。
大きな衣替えが不要で、
“タンスの肥やし”が
大きく減ります。

    • ベビー用品

子どもの成長に応じて、
必要な服やグッズをお得に借り換え。

    • 定額クリーニング

月々定額で、使い放題の
宅配によるクリーニングサービス。
平日に着る20枚のワイシャツを
クリーニングとセットで
利用できるサービス業者もあります。

    • 食材を定額で提供

季節ごとの有機野菜の詰め合わせ、
肉のお得な詰め合わせ、
旬の鮮魚が毎月届くなど、
食に特化したサービスも多数。

このほか、飲食店の月極飲食サービス
や定額弁当の宅配、
定額家事代行サービスなど、
工夫次第でありとあらゆる業態で
「サブスク」展開は可能に。

多様化する消費スタイルが
新しい時代の訪れを
感じさせてくれます。

菊正宗でも
こうした時代の流れを意識して、
お客様の利便性を考慮した
サービスをご提供できないかと、
目下検討中。

あっと驚くような
サービス提供にご期待ください。