10月7日は、流通を大きく変えた「バーコードの日」。

バーコードの起源は、約70年前の発明から。

流通小売業界に
大きな変化をもたらすこととなった
バーコードですが、
10月7日が「バーコードの日」
というのをご存知ですか。

これは、アメリカで
バーコードの特許が認められ日
を記念したもので、
なんと約70年前の
1952年(昭和24年)の出来事で、
バーコードを発明したのは、
アメリカのペンシルベニア州の
大学で学ぶ2人の大学院生。

発明時は、現在のように
黒い線が並んだものではなく、
黒い線の太さが異なる
円形のバーコードでした。

しかし、その研究が
実用化されたのは、15年経った
1967年(昭和42年)で、
アメリカの大手スーパーが
レジの行列を解消する目的で導入し、
それから徐々に普及していきました。

実用化に時間がかかったのは
読取リーダーの開発が
できていなかったためで、
特許はバーコード理論の
概念的なものだったようです。

アメリカでのバーコード普及を受け、
その後日本でも
普及しはじめることとなります。

バーコードは、
数字や文字、記号などの情報が
一定の規則にしたがって、
黒い縦縞と数字で構成された
“一次元コード”に変換されます。

その種類は多く、
一般的に流通しているものや
特定業種でのみ使用されるなど、
用途や目的に応じた情報が
盛り込まれています。

よく使うQRコードも
バーコードの一種の
“二次元コード”です。

一般的にスーパーマーケットに並ぶ
商品に印字され、
会計時に読み取られているのは
“JANコード”と呼ばれる
バーコードで、
これを読み取ることで、
どの国の、どの事業者による、
どの商品かなどを
知ることができます。

ちなみに最初の2桁の数字は
国コードで、日本は
“45”か“49”を使用。

一度ご確認してみてください。

また、巨大倉庫内の商品ピッキングや
宅配便業者の物流管理でも、
バーコードは欠かせない
存在といえます。

 

流通小売業態の変遷に大きく関わっているのは、支払方法の技術的な進化。

私たちの買い物のスタイルは、
コロナ禍によって今まで以上に
ネット通販に大きくシフトしました。

過去を振り返ってみると、
時代の流れに伴って、
流通小売業態は幾度となく
大きな変貌を遂げています。

江戸の昔より、往来に面して
路面店を営んでいた八百屋や魚屋が、
“市場”や“商店街”という
買い物の集合体へ、
財力のあった呉服屋などは、
百貨店へと大きく様変わり。

そして戦後の復興を経て、
高度経済成長の勢いとともに、
流通小売業態は
多様化していきました。

たとえば、地域密着の
小規模スーパーマーケットから
全国展開のスーパーチェーン、
そして映画館をも併設した
複合的な大型商業施設に…
より利便性の高い個店や
スーパーマーケット、飲食店、
アミューズメントを
ひとつにまとめた複合施設へと
その規模や内容を変化。

また、安売りに特化した
大型ディスカウントチェーン、
家電量販店や
大規模ホームセンターなど、
実に多くの小売りスタイルが
林立、統合、淘汰を
繰り返しています。

いろいろな物が安価に揃う
100円圴一ショップ、
24時間営業の
コンビニエンスストアも、
時代が生み出した
新しい流通小売業態の
ひとつといえます。

こうした流通小売業態の変遷には、
購入時の支払方法の進化が
大きくかかわっています。

昔は現金払いが主流だったものが、
高度経済成長期に前後して、
高額なテレビや冷蔵庫などの月賦払い
(正しくは割賦販売の月払い)
が利用されはじめ、
やがてクレジットカードを使った
分割払いが当たり前となり、
最近はポイント還元がある
キャッシュレス決済など、
精算方法のバリエーションが
豊富になりました。

そしてその背景にあるのが、
会計時の計算能力の
飛躍的な進化です。

もともと暗算やソロバンを使って
会計時の計算をしていましたが、
庶民でも買える
手頃な価格の電卓が登場し、
機械式レジスターも
電子式レジスターへと
進化しました。

そして、流通小売業態に
劇的な変化をもたらしたのが
バーコードの登場です。

商品に印字された
バーコードを読み取って
入力の手間を省くとともに、
売上管理や集計をしてくれる
POSレジが導入され、
最近では店の省力化と
お客様の利便性を兼ね備えた
セルフレジも登場。

ここ最近導入された
スマホを使った
キャッシュレス決済でも、
QRコードの読み取りによる
素早い精算が可能となりました。

スマホで幅広く活用される
QRコードを利用した
QRコード決済。

菊正宗ネットショップの
PayPayのお支払いにも
ご利用いただけるので、
マイナポイントキャンペーン
実施期間中の今こそ、
お買い物を存分にお楽しみください。

QRコードについては、
また次の機会に詳しく紹介します。