2018年11月26日(月)発送開始
大変お待たせいたしました。
菊正宗の本醸造酒粕が
今年もようやく発売開始です。
お酒が少し残っているので、
しっとりとしていると評判です。
年々、販売用にご用意できる量を
確保する事が難しくなっております。
数量限定発売ですので、
無くなり次第販売終了となります。
予めご了承下さい。

極上辛口のお酒をお探しなら菊正宗ネットショップへ!清酒(樽酒、純米酒、大吟醸酒)はもちろん、酒粕、おつまみ、日本酒の化粧品まで豊富な品揃え!
2018年11月26日(月)発送開始
大変お待たせいたしました。
菊正宗の本醸造酒粕が
今年もようやく発売開始です。
お酒が少し残っているので、
しっとりとしていると評判です。
年々、販売用にご用意できる量を
確保する事が難しくなっております。
数量限定発売ですので、
無くなり次第販売終了となります。
予めご了承下さい。

ひと昔前、“食”をテーマにした
漫画で、食通や美食家という
意味で“グルメ”という言葉が
取り上げられたあたりから
一気に広まり、いまでは
“B級グルメ”“格安グルメ”
“OL○○子のグルメレポート”
など、使われ始めた頃の
“高級感”や“素材にこだわった
究極の…”という意味合い
ではなく、広い意味での
「美味しい」を表現する言葉
へと変わっています。
もともと、このグルメは
フランス語の「gourmet」
に由来する言葉で、
“ワイン鑑定士の召使い”
から“ワインに精通した人”
に派生し、“食通”の意味
を持つようになりました。
いずれにしても、
日本での今の使われ方とは、
大きく異なります。
訪日観光の欧米人には、日本での
ニュアンスは伝わり辛そうです。
日本の食文化は時代とともに
変わって来ています。
“外食”が贅沢とされていた
時代から、普通に外食に
出かける時代になった
のは随分と昔のこと。
昨今では、デパ地下などで
総菜を買って帰って家で
食べる“中食(なかしょく)”、
コンビニや複合ショッピング施設
で食べる“イートイン”など、
消費増税の話題とともに
バラエティ豊かな食のスタイルが
テレビで紹介される
機会が増えています。
こうした中、ご家庭での料理シーン
が、やや熱を帯びています。
昔ながらの家でつくって食べる
“内食(うちしょく)”なのですが、
ここ数年のスマホやタブレット利用
の拡大に伴って、動画や画像で
節約や時短レシピ、調理テクニック
などを紹介するレシピサイトの
影響が大きいといえます。
料理レパートリーが広がり、
料理をつくる方たちの視線は、より
美味しくつくるための「調味料」
に注がれるようになりました。

調味料へのこだわりも、手軽に
調達できるネットショッピング
のおかげでしょうか。
とくに有名シェフが使っていたり、
食通を売りにする著名な芸能人が
すすめると、立ち所に話題に上り、
売り切れになる商品も
少なくありません。
ブランド化された外国産の塩や岩塩、
黒砂糖や三温糖、和三盆、醤油、
味噌、エゴマオイル、エシレバター
…広い意味での調味料を
数えはじめると、枚挙にいとまは
ありません。
こうした中、調味料としての
「酒」も、やはり基本となる
こだわりの調味料のひとつに
位置づけられます。
調味料に使う酒に求められるのは
ブランドというより、その酒質。
お米を多く削り綺麗で端麗な飲み口
となっている大吟醸よりは、
アミノ酸や甘みなどの旨み成分
を多く含む純米酒の方が、
より好ましい選択といえそうです。
調味料としての酒の役割は、
肉や魚などの生臭さを消すとともに、
食材を柔らかくし味を
しみ込みやすくします。
さらにコクと旨みによって
風味を豊かにするだけでなく、
美味しさを料理に閉じ込める
働きがあります。
それでは、市販されている料理酒と
日本酒の違いをご存知でしょうか。
その大きな違いは食塩の有無です。
料理酒は、塩を添加して飲用できない
ようにすることで、酒税の対象外の
“醸造調味料”という位置づけに。
酒税がかからないため安価に購入
できるとともに、酒類販売免許を
持たない店舗での販売ができる
という経緯がありました。
一方、日本酒を調味料にする魅力は、
使う際のシンプルさにあります。
原材料が米と米麹、それ以外には
醸造用アルコールがあるかどうかだけ
(低価格な日本酒の中には、
酸味料、糖類、アミノ酸塩等を
添加したものもあります)。
食塩や他の添加物による味ヘの
影響がないというのが最大の魅力で、
一概には言えませんが、名だたる
和食の名店とされるお店では、
やはり日本酒を使っていることが
多いようです。
料理の基本とされる
「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)
・せ(せうゆ/醤油)・そ(味噌)」
は、調味料を入れる順番です。
お酒を入れるタイミングは、
“最初にお酒”。
とくに、食材をもみ込んだり、お酒に
つけ込むなどの下ごしらえに用いて、
その後の加熱調理の段階で
アルコールと一緒に嫌な臭いを
飛ばすことが目的です。
「冷凍されたエビやイカを解凍して
水分を拭き取り、日本酒でもみ込む」
「肉類に酒をふりかけ、日本酒で
もむ」「魚類を焼く前に、日本酒を
ひと掛け」…ひと手間加えることで、
香りや風味、照りだけでなく、
味が引き締まり、
旨みやコクが格段に変わります。
まだご経験がないのであれば、
ご主人の晩酌用の日本酒を
少し拝借してお試しくださいませ。
260本の数量限定発売商品
「2018年限定 可惜夜」を、
11月22日に新発売
商品名の「可惜夜(あたらよ)」とは
明けるのが惜しいほど素晴らしい夜
という意味です。
商品ラベルには、大正3年に
大阪画壇の美人画の名手とも呼ばれる
北野恒富により描かれた菊正宗所蔵の
ポスター原画をデザインに取り入れ、
美人画の女性に心奪われるような
魅力的な商品にという思いを
込めました。
上品な口当たりで、味わいは
すっきりとしながらも
ほのかにフルーティー。
冷やして飲むことを
お勧めいたします。
一口飲み、味わいの余韻に
浸りながら少しずつ…。
後を引く美味しさに心を奪われる。
心のままに、無垢なる味わいを
妨げぬよう、造りの詳細は
非公開と致しました。
菊正宗が359年培ってきた技術を礎
とし、研鑽を重ねた最先端が、本品
「2018年限定 可惜夜」です。
伝統的な醸造技術を受け継ぎ
ながらも、そこに甘んじることなく
旨い酒づくりに精進する心意気を
詰め込んだ商品

地球温暖化が議論されるようになって
約30年経ちましたが、先頃、
太陽の黒点活動の減少に伴って
2030年までに小さな氷河期が訪れる
との専門学会の発表がありました。
暑くなるのか、寒くなるのか…
季節ごとの行事や歳時など、
四季にうるさい日本人にとっては、
かなり悩ましいことになりそうです。
現実問題として、11月7日に
立冬を迎えたというのに、
まだ“初雪”の便りが届かず、
朝夕が少し涼しくなった程度で、
冬の気配はそれほど感じません。
11月上旬に初雪の観測がなければ、
1886年以来132年ぶりの
椿事(ちんじ)となります。
今年は台風の当たり年でもあり、
気象庁の“異常気象の年”との
発表があったことを考えると、
少しずつ季節が変わってきて
いるのでしょう。
とはいえ、今年の紅葉の見頃は
北・東日本は平年より少し遅く、
西日本は平年並み程度との予想
なので、これから急激に冬へと
駆け足で突き進んで
いくものと思われます。
11月7日は「鍋の日」でしたが、
それほど冷え込むこともなく、
鍋が恋しい季節には、
少し早いのかも知れません。
「鍋の日」は某食品メーカーに
よって、2001年に制定されました。
“11(いい)7(な)べ”という
語呂合わせと、二十四節気のひとつ
である“立冬”は、毎年変動するもの
の、11月7日になることが多いという
ことで、この日になったそうです。
11月7日は、
日本畜産副産物協会が制定した
「もつ鍋の日」でもあります。
こちらも“11(いい)もつ7(な)べ”
の語呂合わせから来ています。

日本酒は、他のお酒と比較して、
より多くのアミノ酸やコハク酸などの
旨み成分を持つお酒です。
日本酒の旨みは、複雑な醗酵工程
により生まれるもので、
他のアルコール類と比較した場合に、
その数値は群を抜きます。
この旨みのおかげによる、
和・洋・中…幅広い料理に合う
包容力が日本酒の魅力です。
料理に合った酒質を選ぶことが前提
ですが、日本酒の旨みが料理の旨みと
合わさり、その相乗効果によって
料理の味わいを
より一層引き立てます。
すべての鍋料理が和食という
訳ではありませんが、互いに
“和食に合うお酒”“日本酒に合う料理”
として発展してきた長い歴史の中で、
鍋料理との相性の良さは
抜群といえるでしょう。
鍋料理は、ひとくくりにできない
ほど、そのバラエティは豊富です。
いろんな鍋料理に合う
日本酒の選び方を
ご紹介しましょう。
【水炊き】
あっさりとした昆布出汁で素材
そのものの味を楽しみます。
鶏肉や豚肉とたっぷりの季節野菜。
ポン酢でいただく
さっぱりとした鍋です。
「本醸造」は燗酒で楽しみたいもの。
【かにすき】
昆布ベースのやや薄めの白出汁。
カニの旨みが溶け出して
香り高い濃厚な出汁に大変身。
締めのカニ雑炊は絶品。
溶き卵を回し入れ、
刻み海苔をお忘れなく。
変わり種としてカニの甲羅に
お酒を注いだ“甲羅酒”に
挑戦してみてください。
お好みで冷や、もしくは熱燗、
どちらも楽しめます。
【すき焼き】
砂糖と醤油をベースにした
甘辛さが素材に広がる
全般的に濃い味付け。
まずは牛肉を味わってから、
甘辛い味が浸みた豆腐やお麩、
厚揚げ、シラタキ、キノコ類、
白菜、春菊などを溶き卵に
くぐらせていただきます。
しっかりとした旨みの芳醇な
「樽酒」がベストチョイス。
【醤油ちゃんこ寄せ鍋】
醤油ベースのカツオと昆布の
合わせ出汁。
具材の主役は魚介系で。
魚介類から染み出た
たっぷりの旨みと
野菜のエキスにより、
締めの雑炊まで楽しめます。
雑炊にはポン酢をひとかけ。
【もつ鍋】
ショウガとニンニクの風味が、
もつの臭みを取り除いて
旨みを際立たせます。
醤油ベース、味噌ペース
どちらでもお好みで。
【カキの土手鍋】
海のミルクと称される新鮮なカキは、
白味噌ベースの少し甘み
のある独特な風合い。
冬の醍醐味としてシーズンに
一度は楽しみたいもの。
せっかくの鍋の季節。
12月が近づく頃には、
少しだけ寒くなって、
コタツを囲んで
“美味しい鍋と日本酒”
といきたいところです。

日本では、古来より
「八百万(やおよろず)の神」
という考え方が
生活の中に融け込んでいます。
これは自然界すべてに
神が宿っているという
古くからの教えが基本です。
この考え方は、
仏教やキリスト教などの特定の
宗教を信仰されている方にも、
日々の生活の中で意識する
ことなく受け継がれています。
つまり山の神や海の神、
台所の神、便所の神、
普段何気なく食べているお米にも
神様が宿っていると考えられて
いるということです。
最近では、やや希薄になった感も
ありますが、茶碗に米粒を残して
“ごちそうさま”をすると、母親
から「ごはん粒が残っている!
神様の罰が当たるよ」
と叱られたもの。
お正月の初詣をはじめ、プロ野球
球団が開幕前に優勝祈願を行うのも、
受験の時にお守りを持つことも、
玄関にイワシの頭を飾ることさえも、
宗教の敬虔な儀式というよりは、
漠然とした神様に対する参詣や
祈願が、生活習慣に組み込まれて
いるといったところでしょう。
もちろん、お酒にも神様がいます。
ローマ神話のバッカスは有名ですが、
日本にも酒神が存在しています。
京都最古の神社とされる「松尾大社(
まつのおたいしゃ)」に祀られている
「大山咋神(おおやまくいのかみ)」
が酒神として有名です。
松尾大社は、701年(大宝元年)に
文武天皇の勅命により秦氏(はたうじ)
が現在の場所に造営、松尾山の磐座
(いわくら)に祀られていた神霊を
社殿に移して祀ったとされます。
秦氏一族に酒造りに長けた技能者が
多かったことから、室町時代末期
には“酒造第一租神”として崇拝
されるようになりました。
ここ松尾大社では、
「上卯祭(じょううさい)」
「中酉祭(ちゅうゆうさい)」
というお酒にまつわる大きな
神事が毎年行われています。
醸造祈願祭である上卯祭は、
中世から近世にかけて、とくに
江戸時代に全国の醸造家が
「太々神楽(だいだいかぐら)」
を奉納し醸造安全の祈願をした
のが起源とされています。
全国各所の酒神を祀る神社でも
上卯祭を行っているところがあり
ますが、松尾大社では、とくに
蔵元関係者や多くの杜氏が参集する
大きな行事となっています。
毎年、11月上卯の日
(その月の最初の卯の日)
に行われます。
本殿で祝詞奏上などの神事が行われ、
その後、大蔵流茂山社中による
狂言・福の神を奉納することで
醸造安全を祈願し、守札として
大木札(だいもくさつ)
を授かります。
持ち帰ったお札を蔵に奉斎し、
その年の酒造りを開始するのが
通年の慣わしです。
年が明けて酒造りが終盤を迎える
4月中酉の日
(その月の二番目の酉の日)に
醸造完了を感謝する神事の
中酉祭では、山吹の花を携えた
巫女による神楽・倭琴の舞
(やまとごとのまい)が奉納され、
そのシーズンの酒造りを終える
ことになります。

松尾大社はパワースポットしても人気
の観光景勝地です。
本殿の参拝とともに、
ぜひ訪れたいものです。
本殿横に位置する「亀の井」は、
湧き水で、“大山咋神がこの水を
汲み置いていたら、一夜にして酒
となり、その酒を諸国の神々に
振る舞った”という伝説が
残されています。
境内から入山できる松尾山には
「霊亀の滝」というパワースポット。
清流が流れ落ちる滝には、
甲羅に文字が刻まれた多くの霊亀が
表れたとされます。
その霊亀を守るようなカタチの
天狗岩も鳥居のすぐ近くに鎮座。
松尾山の山頂近くには、
元々の磐座が残されており、
神秘的な凛とした空気感が漂い、
訪れた人の心を浄化するとか。

観光客で賑わう嵐山・渡月橋から、
南へ徒歩約1kmのところに
松尾大社は位置しています。
のどかな桂川沿いを散策しながら、
ぜひ訪れてみたいものです。