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カニ好きの日本人が好む「ズワイガニ」。近年、ブランド化が確立され始めました。
日本人は無類のカニ好きで、
その消費量は世界でもトップクラス。
中でも人気が高いのが
「ズワイガニ」で、
産地によって流通する名前は
異なります。
一般的に水揚げされたオスは、
島根、鳥取、兵庫、京都では
“松葉ガニ”、
福井、石川、富山は
“越前ガニ”、
新潟では
“越後本ズワイガニ”
などと呼ばれています。
農林水産省の省令によって
“松葉ガニ”“越前ガニ”の漁が
解禁されるのは
11月6日から3月20日までの約5か月間。
新潟から青森は10月1日から5月31日、
北海道は11月1日から4月30日の
約6か月間に定められています。
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水揚げされる漁港や漁協組織が
ブランド名となっているのは、
兵庫県の
“浜坂ガニ”“津居山かに”
“柴山ガニ”、
京都府の
“舞鶴かに”
“間人(たいざ)ガニ”、
そして石川県の
“加能ガニ”などが有名で、
ブランドタグをつけて
他のカニとの差別化を図っています。
ちなみに、石川県 “加能ガニ”は
一般公募により名付けられた
“加”賀から“能”登までの漁協が
ひとつにまとまり、
その高い品質を表明したブランドです。
元旦に発生した
“能登半島大地震”による
能登半島全域への被害は甚大で、
余震が頻発する中、
未だ予断を許さない状態。
1日も早く地震が収束し、
当たり前の日常が戻って、
“加能ガニ”の流通再開を
願うばかりです。
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水揚げされた「ズワイガニ」の中から、
さらに大きさ、重さ、色合いなど
それぞれの漁協独自の
厳しい基準を設け、
厳格に審査をパスしたものだけに
冠せられるハイブランドが存在します。
一度の水揚げに数匹、
場合によっては1匹もいないことも
少なくはありません。
初セリで最高値がつくのは、
こうしたハイブランドガニです。
鳥取県の“五輝星(いつきぼし)”は
2019年(令和元年)に
1匹500万円で競り落とされ、
前年に記録した200万円の
“セリで落札された最も高額な蟹”の
ギネス世界記録を大幅に更新。
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今シーズンも280万円の
過去2番目の最高値をつけました。
さらに、今シーズンの最高値は
兵庫県の浜坂漁港で競り落とされた
1匹1000万円の最高値を記録した
“煌星(きらぼし)”。
事実上、ギネス世界記録を
大幅に更新したことになります。
石川県の“加能ガニ”の
ハイブランドとなる
“輝(かがやき)”も
今シーズン1匹300万円を記録。
2021年(令和3年)の
500万円に次ぐ価格となりました。
このほか、
福井県の“極(きわみ)”は
昨年310万円、
兵庫県・香住の
“柴山ゴールド”は
今シーズン315万円など、
ご祝儀相場とはいえ、
庶民には手が届きそうにないほどの
高額取引となり、
老舗高級旅館や料亭に
届けられるようです。
しかし、ハイブランドでなければ、
ちょっと無理をすれば
買える価格帯のものもあるので、
旬のこの時期に、
ぜひチャレンジしたいもの。
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「ズワイガニ」を素材とした料理と
相性がいいのは、やはり日本酒。
メインとなる“かにすき”の鍋に
カニの旨みが溶け出した
出汁の濃厚さに負けない
辛口の「生酛純米」が
ベストマッチです。
まずは冷酒で、
途中から熱燗で
味の変化を楽しむ飲み方も
おすすめです。
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