春は間近に。旬を美味しく、「ホタルイカ」に舌鼓。

産卵のために回遊する「ホタルイカ」は、山陰から新潟にかけた日本海の名産。

春の足音が聞こえ始める3月、
鳥取から新潟にかけての日本海沿岸で
「ホタルイカ漁」は最盛期を迎えます。

乱獲を防ぐために行政区域ごとに
統計に基づく措置を講じた上で、
早いところでは1月から解禁され、
3月から5月にかけて全面解禁に。

各地の漁港で新鮮な「ホタルイカ」が
水揚げされている様子が、
春の風物詩として
ニュース紹介されるたびに、
春を身近に感じられます。

「ホタルイカ漁」で有名なのは
富山湾の定置網漁。
海岸近くまで数百万匹の「ホタルイカ」
が押し寄せ、夜の暗闇に海が青白く光る
幻想的な光景は圧巻です。

この神秘な光景には訳があります。

それは富山湾独特の海岸から急に
深くなる独特の地形ならではの現象。

「ホタルイカ」は昼間、
水深200メートルあたりに生息し、
夜になると産卵するために
一気に浮上する習性が起こす奇跡の
瞬間といえるでしょう。

これは、世界でも類を見ない
現象のひとつで、
“ホタルイカ群遊海面”として、
国の特別天然記念物にも
指定されています。

南から風が吹く、晴天で波が穏やかな
新月前後の満潮の夜、産卵を終えた
「ホタルイカ」が、海岸の浅瀬に
打ち上げられ、波打ち際一帯に
青白い光を放つ光景を見られる
可能性があります。

かなりの条件を満たさなければ
見ることができないこの現象は
“ホタルイカの身投げ”と呼ばれ、
深夜から未明にかけて、
運の良い方のみが見られる稀有な
春の景色といえるでしょう。

富山湾の「ホタルイカ漁」は、
深夜から未明にかけて行われる漁ですが
この漁を間近で見られるのが、
期間限定で運航されている
“ホタルイカ海上観光船”。

こちらは漁船に帯同する観光船なので、
「ホタルイカ」が水揚げされる様子
とともに、必ず幻想シーンを
目の当たりにできる
またとないチャンスです。

これだけ魅力に溢れた富山湾の
「ホタルイカ漁」ですが、
水揚げ量では全国第2位。
全国1位の兵庫県に、
大きく水をあけられています。

2017年(平成29年)実績で、
兵庫県が5296トンに比べ、
富山県はその約1/4の1299トン。

中でも兵庫県の浜坂港の水揚げ量は
ずば抜けて多く、
毎年2000〜3000トンの間を推移している
というから驚きです。

富山県「ホタルイカ」が不漁の時に、
スーパーの鮮魚売り場に
兵庫県産「ホタルイカ」が並ぶことが
実際にあるとのこと。

富山の春の食卓に日常的に
「ホタルイカ」が並ぶと考えれば、
それはそれで
贅沢なことにすら感じます。

 

美味しさを新鮮なままにを封じ込めた竹中罐詰「ホタルイカくん製油づけ」。

兵庫県の「ホタルイカ漁」の水揚げが
多いのは漁法の違い。

兵庫県では、沖合底引き船による
底引き網漁による昼漁です。

日中は、水深200メートル辺りで
群れになって身を潜めている
「ホタルイカ」を一斉に
漁獲することで、
安定した数の水揚げが
維持できていることに他なりません。

「ホタルイカ」の寿命は約1年。

一説では山陰沖で春先に孵化した
「ホタルイカ」が北上する対馬暖流に
乗って若狭沖、能登沖を経由して
秋田沖まで日本海を
回遊するなかで成長。

そして産卵するために再び南下し、
本流に乗った「ホタルイカ」は
山陰沖で産卵するのです。

また、この本流から分かれた
傍流に乗ってめざす先が富山湾
ということになります。

富山湾で水揚げされるほとんどが
メスで、産卵期のため
身が肥えているとのことです。

さて、菊正宗のネットショップでも、
春を身近に感じる旬の味覚
「ホタルイカ」を取り扱っています。

竹中罐詰が販売している「天の橋立
ホタルイカくん製油づけ」で、
お客様にも好評な売れ筋商品です。

竹中罐詰は、若狭湾に面した
創業1908年(明治41年)創業の
110年以上もの歴史を持つ缶詰会社。

宮津漁港に近い、日本海の海の幸を
新鮮なまま缶詰できる地の利を
生かしたロケーションのもと、
さまざまな魚介類を一つひとつ
手作業で丁寧に製造する
“天の橋立シリーズ”が人気です。

“天の橋立シリーズ”には、
竹中罐詰の代名詞ともいえる
“オイルサーデン(いわし油づけ)”
を始め、“はたはた油づけ”、
“わかさぎ油づけ”
“かきくん製油づけ”
“帆立貝柱くん製油づけ”など、
どれも酒の肴にぴったりの逸品揃い。

「天の橋立 ホタルイカくん製油づけ」
もその中の人気の商品です。

日本海で水揚げされた新鮮な
「ホタルイカ」をボイルし、
燻製によるひと手間を加えたのちに、
美味しさを保つために油づけをして
缶に封入。

そのまま酒の肴に、パスタの具材や
炊き込みご飯のかやくとしても、
その美味しさを味わえる食材といえます。

「天の橋立 ホタルイカくん製油づけ」
を使った、
“ホタルイカのバター醤油炒め”
“ホタルイカの甘辛煮”など、
辛口の菊正宗との相性は抜群。

キリッと冷やした冷酒、または、ぬる燗がおすすめです。