早くて短い梅雨の影響で、暑い夏が予測される今年。栄養補給に「あま酒」を。

観測史上最速の梅雨明けと猛暑日の連続最長記録を樹立。

今年は
平年とくらべて
全国平均で
1週間ほど遅い
梅雨入りとなりました。

それにもかかわらず
梅雨明けは
平年よりも3週間ほど早い
観測史上最速を記録。

6月末頃に
猛暑日(最高気温が35℃以上の日)
が続く中での梅雨明け宣言。

ちなみに
このときの
東京都心での
9日連続の猛暑日
という記録は
1875年(明治8年)の統計開始以降の
最長記録を更新したとのことです。

本来ならば
このブログが掲載される
7月半ば辺りに
ちょうど梅雨明け宣言となる頃なので
梅雨の期間がいかに短かったか
ということが分かります。


また、いつもの年ならば
梅雨明けと同時くらいに
当たり前のように
蝉の大合唱が
聞こえて来るはずなのですが
暑い夏の
ヒリヒリとした日差しなのに
蝉の声がまったくしない違和感。

これも、例年とは異なる
早い梅雨明けの
影響なのかも知れません。

蝉の鳴き声が
聞こえ始めたのは
7月も半ばに
差し掛かった頃からでした。

梅雨が短かった分
暑い夏の日は
いつもより長く続くことが予測され
厳しい暑さに体力は奪われ
多湿なため汗が気化しにくいことで
体温調整がままならない状態に。

そして
体力低下
睡眠不足
食欲不振
などの
いわゆる
夏バテ症状が
現れ始めたら
注意が必要です。

そんな際にオススメなのが
「あま酒」。

江戸時代から
夏バテの栄養補給として
庶民にも親しまれた健康飲料です。

以前に、情報番組などで
麹由来の「あま酒」は
そのさまざまな栄養価から
“飲む点滴”と紹介され
その人気の高まりに応じて
「あま酒」市場は年々拡大傾向に。

また酒粕由来の「あま酒」も
豊富なビタミンを含み
血糖値上昇抑制や美肌効果などが
期待されるとのこと。

菊正宗の「大吟醸deあま酒」は
酒造メーカーだからつくれる
麹由来、酒粕由来のいいとこ取り。

雑味のないやさしい甘さ
スッキリとした後味を
お楽しみください。

さらに
梅雨の期間が短いことで
真っ先に思い浮かぶのが
水不足。

当然、全国各地の
生活用水を貯める
ダム湖の貯水量が少ないので
電力ひっ迫に備えた
電力使用を控えることに加えて
節水を行わなければならない事態も
想定され
今年の夏は
より一層の覚悟が
必要かも知れません。

また、農作物への影響も心配です。

とくに稲作における
梅雨どきの恵みの雨が
足りているのかどうか
心配なところ。

日本酒造りの酒米への影響も
懸念されます。

ここは、秋の豊作を願うばかりです。

生活の知恵が生み出した備蓄用の保存食。

湿気や気温が高くなることで
食べ物が傷みやすくなるのも
この時期の
悩ましいことのひとつです。

とくに、スーパーで
冷蔵販売されているものを購入した後
家に帰るまでの間
夏の高い外気温に
晒されることになるので
家に持ち帰ったらすぐに
冷蔵庫に入れることが大切です。

改めて、冷蔵や冷凍保存によって
食べ物を美味しく食べられる期間を
長く保てるようになったことに
感謝は尽きません。

冷蔵庫がなかった時代を振り返ると
日本の保存食の源流は
縄文時代にまで遡ります。

木の実を水にさらしてアクを抜き
デンプンの粉として
保存していたのが始まりとか。

やがて時代は移り
乾燥することによる保存が
主流となります。

干す
塩に浸す
凍らせる
砂糖に浸ける
などの手法で
食材の水分を
取り除くようになります。

また
煙でいぶす
酢に漬ける
発酵させる
油に浸ける
アルコールに浸けるなど
食材にあったさまざまな方法で
雑菌をシャットアウトする方法を
見つけていくのです。

そしてさらに
缶詰やレトルトパウチ
フリーズドライなど
長期保存に耐え得るような方法も
食べ物を美味しくいただく知恵として
社会に浸透していきました。

その基準ともいえる“消費期限”は
品質が急速に劣化する食品に表示され
“賞味期限”は、
比較的傷みにくい食品に
表示されるのが一般的です。

日本は
食品流通の基準となる期限が厳格で
世界でも類を見ないほど。

ご家庭で備蓄されている
食品の期限を調べて
無駄なく消費することを
心がけたいものです。

保存食として発展した
燻製や魚の油漬け
漬物、しめ鯖、なら漬など
今では美味しい酒の肴です。

納涼がてら
旨い冷酒と一緒に
夏の暑さを
乗り切ってはいかがですか。