冬の味覚、牡蠣と日本酒の極上ペアリング。

濃厚な味わいを日本酒とともに堪能する贅沢なひととき。

厳しい寒さを感じ始める頃、
冬の海の恵みのひとつともいえる
牡蠣が旬を迎えます。

この時期ならではの濃厚な味わいは、
まさに冬のご馳走です。

晩秋から春先までが旬の真牡蠣は、
産卵前の栄養をたっぷり蓄え、
私たちの食卓に届きます。

一方、
夏が旬の岩牡蠣は
さっぱりとした甘みと
しっかりした食感が特徴で、
その希少性から
高級食材としても知られています。

それぞれの旬の時期ごとの
楽しみ方ができるのも
牡蠣の魅力です。

現在、
日本で広く流通しているのは、
真牡蠣と岩牡蠣の2種類。

真牡蠣は1〜2年で成長する
短期間の養殖が主流で、
広島や宮城を中心に
国内市場の約98%を占めています。

濃厚でクリーミーな味わいが特徴の
“冬の牡蠣”です。

一方、
岩牡蠣は天然物が主流で
国内シェアは約2%、
3〜5年という時間をかけて
成長します。

しっかりとした身質と
爽やかな甘みを楽しめる
“夏の牡蠣”とも呼ばれます。

さて、現在旬の冬の真牡蠣は、
鍋や焼き牡蠣などの
温かい料理に最適です。

クリーミーな味わいが
寒い季節にぴったりで、
体の芯まで温まるひとときを
演出します。

おすすめなのは、蒸し牡蠣。

余計な調味料を加えず
牡蠣本来の味を楽しめる
シンプルな料理です。

蒸すことで旨味が凝縮され、
プリッとした食感に仕上がる
蒸し牡蠣には、
しぼりたて新酒の
フレッシュでフルーティな香りが
よく合います。

新酒の軽やかな酸味が
濃厚な牡蠣の味を
さっぱりと整えてくれるため、
バランスの取れた食体験が可能です。

焼き牡蠣は、
火で炙ることで旨味が凝縮され、
香ばしい風味が
牡蠣の自然な甘みを引き立てます。

とくに純米酒との組み合わせは絶妙で、
ぬる燗にすると
牡蠣の濃厚な旨味が
さらに引き立ちます。

また、衣のサクサク感と
ジューシーな牡蠣の組み合わせが
魅力のカキフライは、
レモンやタルタルソースと
ともに食べると酸味やコクが加わり、
さらに美味しくなります。

本醸造酒のすっきりとした飲み口は
揚げ物の油っぽさを
和らげるだけでなく、
牡蠣の風味をしっかりと
引き立ててくれます。

とくに冷酒を合わせると、
揚げ物特有の重さを感じさせない
爽快感を味わえます。

さらに、生牡蠣も
“冬の牡蠣”ならではの
楽しみのひとつです。

ポン酢やレモンを添えることで、
牡蠣のクリーミーさと
ミネラル感を
さらに引き立てることができます。

この繊細な味わいには、
吟醸酒の爽やかさがぴったりです。

牡蠣料理と日本酒を組み合わせる際は
料理ごとに
異なる温度帯の日本酒を選ぶことで、
味わいを最大限に引き出せます。

例えば、
蒸し牡蠣や焼き牡蠣には
純米酒や新酒のぬる燗、
生牡蠣には
冷やした吟醸酒がおすすめです。

濃厚な真牡蠣の旨味には、
辛口の深いコクとキレが
抜群の相性を見せます。

牡蠣料理と日本酒が織りなす
極上のマリアージュで、
心も身体も温まる贅沢な冬を
お楽しみください。

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